今回は、メルボルンとは違いますが、私自身のワイン人生が始まった数十年前にきっかけをくれたShaw&Smithワイナリーをご紹介。お土産に持って帰りたいワインランキングでは、常に上位のShaw&Smithは、誰が飲んでも美味しいワインなので、皆さんにおすすめできるワイナリーです。それでは、詳しく見ていきましょう。
チェックリスト
- Shaw&Smithとは?
- Shaw&Smithワインの特徴
- Shaw&Smithはこんな人におすすめ
目次
Shaw&Smith Wineryとは?
まずは、ワイナリーの基本情報から見ていきましょう。
Shaw&Smithの歴史
Shaw&Smithは、1989年に設立された比較的新しいワイナリー。アデレードエリアのワイン作りは、それよりずっと前から始まっています。名前の通り、ショウさんとスミスさんが手がけるワインは、本当に素晴らしいの一言。もともとは、二人の母親が、白ワイン好きで白ワインを作り始めたという面白いエピソード。私が感動した数十年前は、ソーヴィニヨンブランとシャルドネだけ生産していたと記憶していますが、現在では、赤ワインも作られています。白ワインが好きだった親御さんが赤ワインも飲みたいわ〜と言われ、作り始めたという噂。
Show&Smithはどこ?
Shaw&Smithがある、アデレードヒルエリアは、ちょっと湿った、標高が高めのエリアで、アデレードワインといえば、バロッサバレーが一番に出てきますが、気候が少し異なります。その為、得意とする葡萄が違ってきます。エリアの詳しい情報が欲しい方は、別記事でご紹介していますのでそちらも参考にしてみてください。話は戻り,Shaw&Smithは下記になります。
Shaw & Smith | |
住所 | 136 Jones Rd, Balhannah SA 5242 |
アデレード中心部からの距離 | 東へ約30km |
Shaw&Smithのワインの特徴
それでは、ワインの特徴を見ていきましょう。
キレが良いワインが多い
Shaw&Smithのワインの一番の特徴は、一言でいうとキレが良いということ。これはアデレードヒルの標高自体が、少し高めの350mから400mぐらいの位置にあり、朝夕の寒暖差が大きいため。
Show&Smithに行ったらソーヴィニヨン・ブラン
Shaw&Smithを有名にしたワインと言えば、白ワインのソーヴェニヨンブラン。もともと、ソーヴィニヨンブランは、ニュージランドで有名な葡萄品種で、柑橘系とよく表現されます。風味で言えば、グレープフルーツと言えばすごくわかりやすいと思います。ワインなのにグレープフルーツ?と思う方もいると思いますが、Shaw&Smithのソーヴィニヨンブランはそのぐらい爽やかで誰でも飲みやすいワインです。
Shaw&Smithのシャルドネ
次に試して欲しいワインはシャルドネ(白ワイン)。シャルドネは、作り手がどのようなワインを作りたいのかが一番わかりやすいワインなので、作り手の個性がすごく分かれてきます。Shaw&Smithのシャルドネは、Lenswood vineyardという場所で作られ、ShawSmithの二つの畑の内、標高が一番高い為、パワフルなワインになります。オークもしっかり効いているので、どんな食事にも合わせやすいワイン。注意点は、現在、Shaw&Smithのシャルドネは二種類あり、ラベルにシャルドネのみ記載されているタイプとLenswood vineyard Chardonnayと記載されているものがあります。断然、おすすめはLenswood vineyardと記載があるタイプ。葡萄のパワーが違います。
アデレードエリアでは本当は難しいピノノワール
アデレードエリアは、基本的には、暑く、涼しい気候を好むピノノワールは、作るのが難しい。ピノノワールの有名な産地は、メルボルン、タスマニアエリアと年間を通して涼しいエリアとなります。Shaw&Smithのピノノワールの畑は小さく、出荷本数も多くありません。ほとんど出くわすことはないでしょう。では、なぜピノノワールが販売されているのでしょうか?それは、別のエリアで葡萄のみを仕入れ、作られているから。ピノノワール自体を作るのが難しいエリアでも、葡萄を他のエリアから仕入れ作られているワインも多く存在します。
Shaw&Smithの施設
施設自体は、モダンでシンプルな洗練された建物となっています。営業日にはランチもできるのでおすすめ。ただ広い建物ではないので、予約は必須です。特に現在のコロナ下では、絶対条件となっています。
一流のワイナリーを感じるShaw&Smith
数々のワイナリーを行った私がここは、一流のワイナリーだなと感じるShaw&Smith。その理由は、ワインに焦点を当てていること。それは、ワイナリーだからそうでしょ!と思いの方もいると思います。意外にそういったワイナリーは多くなかったりします。
グッズ販売なし
一流のワイナリーだなと感じる点、グッズ販売がない。ワインで勝負!ここは、今の所、グッズ販売がありません。
超シンプルモダン
よく仕事ができる人のテーブルや家は、物が少なく、シンプルで統一されていると聞きます。Shaw&Smithはまさにそれ。分かりやすく言えば、ワイナリーの無印良品。ワインのラベルも、シンプルで洗練されています。
Shaw&Smithはこんな人におすすめ
Shaw&Smithは、白ワイン好きに、是非いって欲しいワイナリーです。アデレードという観光では、行きづらい場所ですが、ワイン好きには、いく価値があるワイナリーの一つ。家族向けワイナリーという雰囲気ではないのでご注意を。ただ庭と葡萄畑が一望できて綺麗なのでお子さんを庭で遊ばせておいて、自分はワインを飲むということも良いかも!?
まとめ
今回は、アデレード近郊にあるShaw&Smithをご紹介しました。メルボルン観光とは関係ないですが、つい数日前に久しぶりに行ってきたので皆さんにも是非体験して欲しいと思い、記事にしました。メルボルンから車で8時間とかなり遠いですが、飛行機で行けば、1時間弱で行くことができます。アデレードと言えば、シラーズ(赤ワイン)でしょ!と思いの方も多いと思います。アデレードも色々なワインエリアがあるのでシラーズだけではありません。奥深いワインの世界、皆さんも是非ワインの世界にお越しくださいませ。アデレードのワイナリーに行きたいと考えている方、お気軽にご相談ください。メルボルンからは少し離れていますが、全力でご相談があれば検討させてもらいます。